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ざつがくしてます☆ by ゆうはん

DVD『黒田鉄山の型が導く超次元身体の法』

 

 

 

超次元身体の法 第1巻(剣体編)
監修・指導:黒田鉄山
協力:振武館

 

 


埼玉県さいたま市(旧・大宮市)の振武館道場の黒田鉄山先生。幼少の頃から祖父・黒田泰治先生と父・黒田繁樹先生から学んだ古武道の流派(駒川改心流剣術・心多久間四代見日流柔術・民弥流秘術居合術・椿木小天狗流棒術・誠玉小栗流殺活術の5つ)を継承されている方です。


黒田先生の著書によりますと、型は実戦の雛形ではなく、型の動きを通して武術的身体に変えていくものとのこと。そして、武術的身体とは、動きの気配・予備動作をなくした“消える動き”を可能にする技術を支える身体感覚のようですね。

 

具体的には…
加速ではなく等速で動く(等速度運動)
地面を蹴らずに歩く(浮身・無足之法)
腕を振るのではなく、体を折り曲げる(半径を大きくすることで、刀軌道の円周を長くする・最大最小理論)
立てた畳を動かすように全身を扱う(順体法)
といった身体のようです。

 

攻撃しようとすると、加速と減速が行われる。勢いを出す(殺す)ための足の踏ん張りは、“居着き”と呼ばれる状態。動きがストップする瞬間。それが動きの気配(兆し)となって相手に伝わってしまうそうな。


例えるなら、高くジャンプするためにしゃがみ込む動作、投球モーションなどの振りかぶり(タメ)。“いつ跳ぶのか”“いつ投げるのか”といったタイミングが読まれてしまう。


そうした動作のタイミングを分からなくするのが“消える動き”。相手に悟られずに斬るために、“等速度運動”“無足之法”“最大最小理論”“順体法”の身体感覚があるようですね。

 

黒田先生の演武映像を見ますと、スッと動き出し、ススーと近づき、パッと切り替わるので、見た目以上に速く感じます。剣道とはまったく別ものの動きですね。

 

 

 

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