研・考・思・好

ざつがくしてます☆ by ゆうはん

武術の達人 岡本正剛さんの合気

 

大東流合気柔術六方会の岡本正剛先生のお弟子さんの書籍。武術の達人・岡本先生の投げ技が晩年にどう変化していったのかなど、お弟子さん視点の気付きがとても興味深いです。

 

 
武術の極み、合気を求めて 大東流合気柔術を解く

浅原勝


極意を力学的にも研究されていて、この1冊を読めば他に、身体や武道関連の本は読まなくても知りたいことはこれで充分と感じるほど、充実した内容に感じます☆

 

とくに、印象的だったのが「長いスパナと短いスパナの実験」のくだり。テレビ朝日さんの番組「紺野美沙子の科学館」で紹介された岡本正剛さんの実技、科学的に解説された部分、わかりやすく紹介されています。支点、力点、作用点、腕の長さが変わるだけでも、小さな力で技が掛かるのですね。合気の秘密は人体科学なのだと勉強になりました。

 

f:id:hann3:20170329094937j:plain


実際に、二人の人間が向かい合って両手をつないでグルグル回るという運動で試してみました。両者が腕を伸ばして回転するのと、片方が肘を曲げて回転するのでは、働く力が大きく変化しますね。肘を伸ばしてる側は、遠心力で飛ばされそうになりました。試してみると違いが結果ですぐわかるのがおもしろい(^-^)

 

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

※ Amazonのアソシエイトとして、ゆうはんは適格販売により収入を得ています。