カラダのことはわからない

健康・運動・食事・ダイエットの日記

太刀の理合

 

 

 

 

 

 

鹿島神傳直心影流の「振棒(ふりぼう)」と呼ばれる素振り武具は長さ約155センチ、重さ約16キロもあり、これで五百本から千本もの素振りをこなすという。


(中略)


直心流の形稽古には、運(雲)歩、真歩という丹田に気を込めた独特の運足法と、この振棒を振れるようになって初めて入れる。

 

日本の剣術 (歴史群像シリーズ) 

 

 

 


以前、「重い太刀を扱う極意(理合・術理)は、刀身の重心位置を動かさないこと」といった話を聞いたことがあります。刀を頭上に振り上げる(持ち上げる)のではなく、頭が刀の下に入り込む感じのようです。

 


野球のバットのように、腕の力で刀の重みをブンブン振り回さない。カバンを空中に固定して、自分の体だけが動く“パントマイム”のようなイメージでしょうか。

 


このとき、刀の角度を変えながら、刀の重心(中心)の真下へと自分が動くのがポイントらしいです。刀が回転する“支点”は握っている柄にはなく、刀身の真ん中辺り(重心)にあるみたいですね。

 


これは、古流柔術や合気道などで、腕を掴まれたときの技の掛け方(抜き技・極め技・投げ技)と同じ感覚という話もお聞きしました。合気上げのコツは、相手を持ち上げるのではなく、自分が相手より下にさがること。結果的に相手が持ち上がった状態に見えているようです。