江戸と明治の艶学 (閨の御慎みの事・男女仕附方・女閨訓)についての本。昔の人が書いた「性行為・セックス」についての指南書で、漫画なのでわかりやすく紹介されてますね。
採り上げたテキストは、貴族・武家の娘のための教科書と言われる『閨の御慎みの事(ねやのおんつつしみのこと)』、江戸時代の成熟した性教育本、草双紙の『男女仕附方(だんじょのしつけかた)』、明治の結婚教育の啓蒙書『女閨訓(じょけいくん)』、この三つである。
いやらしく露骨な表現で書かれている原著をアレンジし、かわいらしいイラストや浮世絵・水彩画のようなタッチなど様々な画風でデフォルメ描写。昔の人のHの雰囲気をうまく表現されているように感じました。
作者:夏目房之介
カバーデザイン:神崎夢現
もくじ
閨の御慎みの事
常の心得
閨の御慎みのこと
朝夕の御心掛
男女仕附方
男女仕附方叙
美人上開の相
上開の女の説
第一、男女の法則(しかた)
第二、初寝(あらばら)の法則
第三、女の法則
女閨訓抄
女閨訓抄
閨中一般の心得
新婚の心得
男女同権の弁
種々な方法に就いての心得
碍(さまたげ)ありて受けられぬ時の心得
解説 夏目房之介の紳士道 森下典子