中国武術、垂直の壁を駆け上がる軽身功。壁走りの練習方法が興味深いです。身軽さを養う稽古をしていれば、壁も走れるようになるのですね。具体的な訓練が紹介されていましたが、とてもシンプル。立てかけた板の傾斜を少しずつ変えていくのがコツらしい。
例えば前述の門惠豊老師が学んだ‟垂直の壁を駆け登る”方法。これは、壁に、板を立て掛けて、そこを駆け上がる練習をする。最初は緩やかな角度から始めて、慣れるに従って徐々に角度を急にしていく。
達人への道―中国武術の秘技 (B・B MOOK 567 スポーツシリーズ NO. 440)
以前、バランス力を高めるトレーニングを何かの本で読みました。大きな玉の上で立つことから始めて、少しずつ玉を小さくしていく。これも立て板の傾斜に似てますね。感覚を養う秘訣は「簡単なことから慣らしていく」とのお話が印象的でした。
達人への道―中国武術の秘技 (B・B MOOK 567 スポーツシリーズ NO. 440)
