骨による身長の推定
身長は個々に違うが、ある骨の身長に対する比は人種によってある程度決まっている。このことから、ある骨の長さから身長を推定する計算式が導きだされている。
遺跡から骨が発掘されたり、何らかの事件にからんで遺体の一部が発見されることがある。このような場合に、その骨から身長を推定することができる。
特に大腿骨や脛骨は身長の推定によく使われる。日本人の場合は以下の計算式(工藤の計算式)がよく利用されている。
工藤の計算式
身長(cm)=大腿骨長×2.5+56
(大腿骨長:大転子上端から外側顆下端まで)
身長(cm)=脛骨長×3.3+47
(脛骨長:最大の長さ)
ぜんぶわかる骨の名前としくみ事典―部位別にわかりやすくビジュアル解説
部位ごとに骨や関節を細かく紹介している書籍…本屋さんで見つけたときに、嬉しすぎて体が心に反応して、トイレに行きたくなりました(笑)
中でも興味深かったのは、上記引用の計算式(コラム)。足の骨から身長が推定できるというものですが、これを応用すれば逆に自分の身長から大腿骨と脛骨のおよその長さが分かりますよね。
大腿骨の長さ=(身長-56)÷2.5
脛骨の長さ=(身長-47)÷3.3
目に見えない自分を構成するパーツを数値化(具体的な数字データで把握)できるので、とても嬉しい公式です(^-^)