人間の体重を身体部位別に分けると図2.10のようになります。これは、身体各部位の重量を身体全体重量に対する割合(重量比・%)として表したものです。
片腕だけをみますと、その重量比は手、前腕、上腕を合わせて6%になります。これは体重が50kgの人であるなら約3kg(=0.06×50kg)の重量になります。
掲載されています「図2.10 体重の百分比で表した身体部位の重さ」によりますと、頭部は8%、胴体は46%、片足は17%…身体のパーツごとに重量の比率を表した図表が興味深いです。
頭部や脳の重さはテレビ(人体解剖や脳科学など)で紹介されているのを見たことがありますが、腕や脚といった四肢の重さの資料がないので、ずっと気になってました。
両肩は、どれほどの重さ(両腕)を支えているのか。片足一本は何kgなのか。普段、何気なく動かしている手足ですが、意外に重たいのだと知って驚きました。日常生活やスポーツで動かしているときは、骨や筋肉の重さをあまり感じないですもんね。
そういえば、ボウリングのボールの重さ(ポンド)の選び方は「自分の体重の10分の1」という話を聞いたことがあります。60キロの人なら約6キロ(13ポンド)とか。腕の重さと合わせると、かなりの重量を振り回しているんですね。