研・考・思・好

ざつがくしてます☆ by ゆうはん

紙抜きの打突

 

 

 

 まず、新聞紙を用意します。通常は一枚が二つ折りになっていますから、この二つ折りになった一枚の新聞から始めることにします。


この新聞を上から吊るすか、人に新聞紙の上の部分だけもってもらいます。その新聞紙に向かって拳を突き出します。


スピードとタイミングがあえば、きれいに新聞紙を突きぬくことができるはずです。力むとうまくいきません。また、新聞紙を縦や横に切り裂いてはいけません。あくまで、拳が新聞紙を突き抜けるように突きます。

 

 脱力が解く 合気、発勁、化勁の極意

 

 

 

「自分のパンチは、どれだけの威力があるのか」
「習得した技術は、本当に出来ているのかどうか」


技術的な到達度(完成度)は、実感が湧きにくいですよね。人体で試すわけではありませんし、レンガや板を割る“試し割り”のなんて機会もなかなかありませんし。


道場やスポーツジムで稽古をしていても、自分の強さに自信がもてず、なんとなく不安になってしまう。そんな疑問を身近なもので解決…天井から吊るした新聞紙を拳で突きぬく“新聞抜き”の練習が、実力を測るモノサシ(評価基準)になってくれるようですね。


打突がしっかり出来ていないと、新聞がペシっと音を立てるだけで穴は開かない。パンチングマシーンでは測れない貫通力や浸透力が破った枚数で分かる?新聞紙を幾重にも重ねるほど難しくなりますもんね。


このトレーニング方法は、発勁のタイミングや呼吸といった基礎を習得する基本とのこと。また、新聞紙に拳骨を密着した状態で修行することで、寸勁(ワン・インチ・パンチ)の感覚を体得できるそうな。


新聞を打撃力で抜こうと意識すればするほど、肩や腕の筋肉に力が入ってしまう。うまく貫通させるコツは、腕の力を抜いて脱力すること。紙を抜けなければ、力も抜けていない…とてもシンプルで分かりやすい目安ですね。

 

 

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※ Amazonのアソシエイトとして、ゆうはんは適格販売により収入を得ています。