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ざつがくしてます☆ by ゆうはん

ストレスがブドウ糖を脂肪に変える?

 

 

 

以前、TBSさんの番組“がっちりマンデー!!”で紹介されていました「藻からガソリンを作る研究」が興味深かったです。

 

中学校の理科で学びました植物の光合成(化学式・化学反応式)…“二酸化炭素と水”から“酸素とブドウ糖”が作られるというものですが、そこからさらに、光合成で作られたブドウ糖を脂肪(油)に変えることができるらしいです。


それは、光合成を行った“藻”にストレスを与えるという実験。ストレスを感じた藻の体内ではブドウ糖が脂肪に変わっていました。最終的には自動車で使えるガソリンを作ることを目的にしているそうです。脂肪を作りやすい“藻”も発見されたそうで、実用に到るまでの研究がかなり進んでいるとのこと。実現したら、二酸化炭素からガソリンが作れるという究極のCO2対策(温暖化防止策)になりますね。

 

ストレスでブドウ糖が脂肪に変わる。ストレス太りって過食(食べ過ぎ)が原因の一つに挙げられていますが、カロリー摂取量の増加以外にも脂肪を溜め込みやすい体質になることが原因なのかもしれないですね。

 

人間のミトコンドリアDNAは、光合成と反対の働きである“呼吸(酸素とブドウ糖を燃焼して、二酸化炭素と水を作る)”を行っていますよね。実験されている藻と同じように、この工程(過程)に“ストレス”という要因が加わることで、何らかの変化が起こっていたりするのかも?


生物の究極的なストレスは“食べるものがないこと(命の危険)”なのだと思われる。「食べ物がない」という不安や心配の対策として本能的に“脂肪に変えて溜め込む”というメカニズムが構築された…食べもの以外で感じたストレスに対してもブドウ糖が脂肪に変わるようになっているなんてことも考えられる。


防御反応として脂肪が作られる。そう考えると、絶食や極端な食事制限によるダイエットは、防御反応のスイッチをオンにしてしまうように感じました。つまり、健康的に痩せるためには、“定期的に食べ物が入ってくる”と体に安心させることがポイントなのかもしれないですね。

 

 

 

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