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女性の方が長生きの理由、男性よりも寿命が長いのは筋肉量の差?…人体の不思議 面白すぎる雑学知識/博学こだわり倶楽部

 

 

読書書籍:人体の不思議 面白すぎる雑学知識―肩のこる医学書では教えてくれない “火事場の馬鹿力”はどこから出るのか (青春BEST文庫)

 

 

 

この生命力の差はどこからくるのか。


ひとつには、基礎代謝の差があげられる。つまり人間が生きていくために必要な最低カロリーが、男性よりも女性のほうがすくなくてすむ。寿命は生物によってずいぶん差があるが、それはその動物の体重一グラム当たりの酸素消費量と関係している。


たとえば寿命が二年半のマウスでは、毎時一五八〇ミリリットル、寿命が十余年のイヌで三一八ミリリットル、七十余年のヒトが二〇二ミリリットル、一〇〇年のゾウが六七ミリリットルとなっている。酸素消費量が多ければ多いほど代謝量も多くなるといえるわけである。

 

 

『人体の不思議 面白すぎる雑学知識―肩のこる医学書では教えてくれない “火事場の馬鹿力”はどこから出るのか (青春BEST文庫)』より

 

 

 

男性よりも女性の方が長生きなのにはいくつか理由(説)があって、その中で一番興味深かったのが上記引用のお話です。とくに、基礎代謝(酸素消費量)が寿命に関係しているという部分…基礎代謝ということは使用している筋肉が多ければ多いほど短命になるということでしょうか。たしかに、女性よりも男性の方が筋肉がありますもんね。

 

 

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それに、動物ごとに酸素消費量が決まっているというデータに驚きました。以前、マラソンランナーなど長距離走をされている方が老け顔になるといった本を読んだことがありますが、これも酸素消費量と老化が関係しているのかも?それに、心臓の鼓動回数も決まっているという話も聞いたことがあるので、「酸素消費量=呼吸の回数=心臓の鼓動」ということなのかもしれないですね。



ダジャレ(オヤジギャグ)っぽいですが、「長生きの秘訣は長息(ゆっくり・深く・長く呼吸する)」にある?ダイエットに効果的なのは、有酸素運動(エアロビクス)と無酸素運動(筋肉トレーニング)…基礎代謝&体温を上げてカロリーを消費することですが、寿命的には、ほどほどの運動が良いのだと感じました。

 

 

 

人体の不思議 面白すぎる雑学知識―肩のこる医学書では教えてくれない “火事場の馬鹿力”はどこから出るのか (青春BEST文庫)

作者: 博学こだわり倶楽部
出版社/メーカー: 青春出版社
発売日: 1991/04
メディア: 文庫

ISBN-13: 978-4413080460

 

 

もくじ


1 ヒトはどこまで高温に耐えられるか?
2 男はオシッコのあとなぜ身震いするのか?
3 “火事場の馬鹿力”はどこから出るのか?
4 胃袋をとっても食欲は起こるのか?
5 どうして“金縛り”に襲われるのか?
6 ハイヒールをはくと不感症になる、は本当か?
7 なぜ体の中に“石”ができるのか?
8 ハゲる人とハゲない人の運命のわかれ道は何か?
9 なぜ、あなたは欧米人より足が短いのか?
10 「チャンポンは悪酔いのもと」はどこまで真実か?

 

 

 

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